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ああ・・・もっと・・・ぷりんぷりん・・・


by sinpu-dokudami
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戦慄!アナタ好みの女


スプラッター映画に眉をひそめるエセ良識人がいるのなら「プライベート・ライアン」はどーなるの?
国家単位による人殺しと個人単位の人殺しでは中身が違うってゆーのかい?
どちらも人殺しに違いないDEATHよ。
絶賛されたトム・ハンクス主演映画とジョージ.A.ロメロ監督の作品ってどのぐらい問題意識が違うの?
ロメロ信奉者VSスピルバーグ信奉者のどちらが沢山人を殺すんだろうねぇ、将来的に。

わかんねぇーけど

ナニかコトがあるとすぐに映画や小説を糾弾するとゆー動きは古くからありんCた。
ギョエテが「若きウェルテルの悩み」を発表するやいなや自殺者が続出し、本国ドイツでは長い間発禁となっておりんCた。
いまでもあの小説は危ない話だと思っとりマスが、世が世なら随分扱われ方が変わる悶だよ。今では文部省特選だもんな、おかC-よ、マジで。

スプラッター映画を好む人間たちの多くは被害者側からの立場で作品を見ていることは確かであり、この毒だみもヒーコラ泣いて堪能している一人。
その死生観、人間一人がずたぼろになって死んでいく悲しみに我が身を置いて寂寞とした感情に心を投じ、たかが銀幕に涙して人生を振り返る小市民でオマす。
アタシにとって「ファンタズム」やロメロ監督「マーティン」「ゾンビ」はその手の映画で残酷シーンで比較すれば、キューブリックの「フルメタル・ジャケット」、「ハンバーガー・ヒル」などのリアルな現実がもたらす、叙情性をさっ引いた、悲壮さからすれば恐怖映画など比較にならないぐらい怖ろしい世界感がメジャー配給で全世界に展開されておりんす。

それで昨夜の続きだ!

ファルージャ第二回攻撃で標本とされたウジ虫大発生の死体をイラク国民に渡したのはもちろん米兵の若い衆であり、もしも彼らが「ジョーイ」や「メリーゴーランド」「ラストレター」などお涙頂戴映画を見ていないことを切望するわ。
あげなソフト映画で涙する心やさしい人間があのようなこの世の地獄にその後耐えられるワケがない。
耐えたとしてもそれは米政府の情報操作でしょう。
どーでもEーんだ毛ど、オレの頭の中には先週土曜日に見たイラク国民の無惨な死体が頭にこびりついて離れない。
米国が戦陣を切り、それに阿諛追従してイラクへ自衛隊を送ったヤポン、イカサマ大義名分の中で無惨にも殺される人たちの心情を考えればオレはヤポン国民の一人として悲しくて虚しくてこれ以上生きていたくなくなるんよ、ほんまに・・

戦慄!アナタ好みの女_f0008538_0345552.jpg

by sinpu-dokudami | 2005-12-22 00:32